ソウル駐在の思い出 その8 2021/04/01

1999年から2002年まで

３年間，ソウルで勤務した


思い出　その8


文部科学省から在外教育施設に派遣され

ソウル日本人学校で三年間勤務した


同期派遣組は四人いて

千葉・愛知・長崎・そして福岡の私であった


何かと相談しあい，協力しあった

奥さん同士も仲良しになり

支えあうよい関係であった


三年間の勤務終了が近づいてきた三月

日本大使館から連絡があり

大使主催の慰労のディナーを開催するとのことであった

夫婦同伴でとのこと


ひっくり仰天

大使公邸など入ったこともない

何を着ていけばいいんだ

何を話せばいいんだ

マナーは大丈夫か

何か土産物は持っていくのか

四家族で騒然とした


知り合いの一等書記官に連絡して尋ねると

大使夫妻は優しく穏やかな方です

平服で構いません

土産物なども必要ありませんとのこと


さあ，当日

極度の緊張で大使公邸を訪問した

大使夫妻は笑顔で迎え入れてくださった


ディナーはフレンチのフルコースであった

食後はラウンジに移動して懇談タイム

何でも飲んでくださいと優しく話された


どんな味だったか

どんな会話したか

ほとんど覚えてない


大使夫妻は優しかった

これだけは覚えている

退職しました 2021/03/31

本日付けで退職した

三十数年間

教育の仕事に就き

学校を任せてもらうこともできた


辞令交付式には

朝，学校から出発した

そうしたかった

多くの先生方に見送り頂いた


私がよく使う「幸あれ」を

私に頂いた


今まで数多くの方々にお世話になりました

皆様，ありがとうございました

自分への格言 その2 2021/03/31

努力は必ず報われる

もし，報われない努力があるのならば

それはまだ努力とは呼べない

（王貞治）


野球部の顧問をしていた

平和台球場で往年の元プロ野球選手の

ベースボールレッスンがあり

申し込んだ


努力をしていて，運動能力は高いが

スイングをあまり知らないある部員に対し

王貞治さんがレッスンしてくれた


「君の良さは，スイングスピードが速いことだよ

自信を持ってフルスイングしよう」とアドバイスされた


その部員

なんと翌日の試合でホームランを放った

王さんに言われて打てる気がしましたと

嬉しそうに言っていた


良さを認めることで自信が高まる大切さを

王貞治さんから学ばせて頂いた

自分への格言 その１ 2021/03/31

いたずらに

過ごす月日の多けれど

道を求むる時ぞ少なき

（道元禅師）

引継ぎと来年度の準備と退職辞令交付式 2021/03/30

先週，次のトップリーダーの方への引継ぎが終了した

昨日で来年度に向けての幹部会議は終了した

書類とフォルダと部屋の整理も終了した


今日と明日は，メールチェックと最後の書類決済をする

そして，明日，退職辞令交付式に参加し

退職辞令を拝領する

一つ一つを大切にやろう

早期退職後に何をするのですか？ 2021/03/29

定年より一年早く退職する

「早期退職後に何をするのですか？」とよく尋ねられる


私は，「当面，仕事をするつもりはないです

まずは，体を労わります

そして，やりたいことをやります

何か仕事のお声がかかったとしても

せめて一年は勘弁してもらうと思っています」と答える


その後の，相手の反応の七割は

「しばらくしたら，きっと何かの仕事をされると思います」である

息子たちも，「お父さんは，絶対に仕事をすると思う」と妻に話しているそうである


先のことは先のこと

まずは
・自分のための時間を使う

・日本を放浪する

・海外を放浪する

この三つである

しかし，今はコロナ過で放浪しにくいのが悩みの種である

私は多動性 2021/03/28

子どもの頃

母から，「運動会の整列の時，あなたがどこにいるか見つける方法がある」

「それは，足をブラブラ動かしている人を探せばあなたが見つかる」と言われた

通知表には落ち着きに欠けると書かれていたこともあった


時は流れて

発達に関する研修会の講師の依頼を受けるようになった


研修会の中で，私は多動性があります

その理由がわかる方いらっしゃいますかと尋ねる

よく勉強されている方はすぐ答えてくれる

「ずっと立って，歩き回りながらお話をされているからです」

正解である


私はずっとじっとしていなければならないと辛い

じっとしていることを我慢することより

少し動くことでバランスをとる

旅によく行く所も一つの表れだと感じている


自分を理解し，受け入れ，付き合っていく

人にはそれぞれの自分がある