博多オヤジのココロ

博多を愛し,旅を愛し,酒を愛する  博多オヤジの徒然日記 どうぞ,ごゆっくりお過ごしください。

ソウル駐在の思い出 その1

1999年から2002年まで

3年間,ソウルで勤務した


思い出 その1


ある日,バスに乗った

次のバス停で,男性で杖をついた高齢者が乗ってきた

座席は埋まっている


いつもなら,若い誰かが立ち上がり

どうぞと勧める

さすが儒教の国と感じる場面


ところが,その日は違った

誰も立ち上がらない

座っている若い人を見ていると

居眠りしている様子


次の瞬間,杖が動いた

若い男子学生の足元に高齢者は杖を当てた

というより,突いた


学生は目を開けた

すぐ立ち上がり,すまなそうに,どうぞと勧めた

高齢者は当然という雰囲気で座られた


今の韓国は薄れていると聞くが,

日本だったらどうなるだろうと考えさせられる場面であった